熱海海岸にあるDVの像?
熱海の海岸を歩いているとピタッとジュエルは足を留めました。
あれれ・・何を見つめているんでしょうね。
マントを羽織った男の人が下駄で女の人を蹴っている像です。
何で、この時代にこんな暴行シーンが銅像になっているのかな
今の若い人にはこの像が何か知る人はさぞかし少ないだろうと
思います。
いくら有名な小説のシーンだとは言いながら、やや不適切な
印象をあらためて感じながら見ていました。
蹴られる女性はお宮さん、蹴ってる男は貫一・・
そして、この松が”お宮の松”です・・と言っても、これは2代目。
初代はとっくに枯れて今はこんな形で残っています。
これらは今から100年も前の明治30年から35年に書かれた、
尾崎紅葉の小説”金色夜叉”の1シーンを描いたものでした。
しかし、DVが社会問題化する現代。 果たしてこういう像を
多くの観光客で賑わう中心地に置くのはいかがなものでしょう?
熱海市には苦情・抗議がなければいいのですが・・・